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小児皮膚科外来

小児皮膚科について

赤ちゃんやお子さんの肌は大人に比べると非常にデリケートです。なぜなら、肌が発達途中であり、免疫機能もまだ不完全だからです。また、今の状態を自分の言葉でうまく伝えられず、放置していると悪化する可能性があります。親御さんが赤ちゃんやお子さんの皮膚をよく観察し、異変や気になることが少しでも場合はお早めにご相談ください。

赤ちゃんの皮膚ケアに力を入れています

赤ちゃんの頃から正しい皮膚のケア(スキンケア)を継続すると、アレルギー体質の予防が期待できます。当院では「お子さんの健やかな成長をサポートしたい」という想いから、スキンケアに関するアドバイスを積極的に行っています。正しいスキンケア方法を身につけ、赤ちゃんの「病気になりにくいお肌づくり」をめざしましょう。

小児の主な皮膚疾患

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎になると、皮膚のかゆみ・赤み・カサカサ(乾燥)・ブツブツなどの症状が慢性的に起こり、良い状態と悪い状態を繰り返します。症状が現れやすい場所は、年齢によって異なります。例えば、赤ちゃんのうちは、頭・顔・首あたりに症状がみられ、悪化すると全身に広がっていきます。2歳~3歳以上であれば、手足の関節やお尻など、指でひっかきやすい場所の炎症が強くなるといわれています。
アレルギーを調べるためには血液検査が多いですが、必ずしも検査結果からアトピー性皮膚炎を断定できるとは限りません。乳幼児期(0歳~5歳頃)における肌の炎症は、一時的な乳児湿疹かどうかを踏まえ、診療時の軟膏処置やご自宅でのスキンケアを続けるなど、経過観察をしながら診断・治療を提供してまいります。

脂漏性皮膚炎

生後2~3か月頃の赤ちゃんは、ホルモンの影響により皮脂が過剰に分泌されやすいといわれています。これにより生じるのが「脂漏性湿疹」です。頭・おでこ・耳のまわりなど、皮脂腺が多い場所に湿疹がみられます。湿疹の状態もさまざまで、カサカサ・赤み・黄色いかさぶたになるケースもあるのです。
脂漏性湿疹は一過性である場合も多く、正しいスキンケアで改善する可能性があります。しかし、赤みやジクジクとした状態がひどい場合は、症状に合わせた追加の治療が必要です。

あせも

あせも(汗疹)とは、皮膚の表面や汗腺に汗が溜まり、雑菌の繁殖で炎症を引き起こしている状態です。夏場に多いトラブルですが、汗をかきやすいお子さんは季節関係なく発症する可能性があります。
あせもができる場所は主に、頭・首・背中・腰・お尻などにかけてです。特に赤ちゃんは寝ている間に、布団やベッドと衣服の間に汗が溜まりがちになり、あせもができやすいといわれています。

おむつかぶれ

おむつに触れる部分の皮膚は炎症を起こしやすく、かぶれてしまう場合があります。ボツボツとした赤い湿疹は、重症化すると赤くただれて強く痛みます。
赤ちゃんは皮膚のバリア機能が弱く、汗や尿で湿った状態になります。皮膚が蒸れてふやけてしまい、おむつのこすれやお尻を拭いた時の刺激でも炎症につながります。腰・股の内側・お尻・肛門まわりは、おむつが原因で特にかぶれやすい場所です。

とびひ

とびひは正式名称を「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といい、虫刺され・あせも・発疹などで体をかく刺激で発症し、他の部位にも広がる様子から名付けられています。
主な原因は、ブドウ球菌・溶血性連鎖球菌などの原因菌です。また、鼻孔の付近は細菌が多く潜んでおり、鼻に触れた手に付いた細菌が、とびひを引き起こすケースもあります。とびひの予防には、手洗いや爪を切ることが大切です。また、汗をかいた後は清潔なタオルで体を拭き、着替えや入浴などで皮膚の清潔な状態を保ちましょう。

虫刺され

ノミ・アリ・アブ・ハチ・ブヨ・蚊・毛虫などの虫が活動する時期は、虫刺されに注意が必要です。虫の体液や毛により、刺された箇所の皮膚にはアレルギー反応が現れ、かゆくなったり赤く腫れたりします。症状には個人差があり、蕁麻疹に悪化する場合もあります。虫刺されの後に、かゆみ・腫れ・痛みなどが強い場合は、まず当院にご相談ください。

ウイルス性いぼ

皮膚に感染するヒトパピローマウイルスが原因で、ウイルス性いぼが生じる恐れがあります。手・足・指・膝の裏などにいぼができますが、ウイルスのタイプにより症状が現れる場所が異なります。また、体の免疫力が低下すると、ウイルス性いぼが大量にできることもあります。